保証人様からの問合せが多すぎる件

大学職員の日常
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こんにんちは。ここあです。

学生支援系の部署で働いている中で、日々さまざまな問合せに対応しています。その中でも当初より一貫して感じていることは、「保証人様からの問合せが多すぎる」のではないかという点です。

学生支援系の業務というと、学生本人からの窓口相談や問合せが中心になるものだと思っていました。実際、履修相談や進路相談、生活面でのサポートなど、学生本人が直接窓口に来たり、メールや電話で連絡してくるケースも多くあります。しかし、予想以上に多くの保証人様からの問合せを受けていることも事実です。

保証人様からの問合せの内容は多岐にわたります。学費の納入方法や期限の確認、成績や単位の状況、さらには出席状況の確認まで。特に出席状況に関しては大学ですべてを把握しているわけではないため、本人から直接聞いてほしいと説明することも多いのですが、やはり心配な気持ちが強いのか、直接大学に確認されるケースが後を絶ちません。

中には「親としては子供に言いにくいことがあるから、大学側から伝えてほしい」という依頼もあり、保証人様の気持ちに寄り添いつつも、本当に大学として対応すべきことなのか慎重に判断する必要があります。

こうした状況に驚きつつも、少し考えてみると、現代の大学生を取り巻く環境や家族の関係性が反映されているのかもしれません。大学進学率が上昇するにつれて、あたかも大学進学が義務教育であるかのように捉えられていることや、保護者の方々が教育投資への関心を強める中で、「親が子供を大学に通わせている」という意識が強くなり、結果的に保証人様の関与が増えているのではないかと感じます。

また、コロナ禍以降、オンライン授業の増加や大学生活の変化によって、学生と大学の距離感が変化したことも要因かもしれません。対面でのコミュニケーションが減少した分、保証人様が大学の状況を直接確認したいと考えるのも理解できます。

私たち事務職員としては、学生の自立を促すためにも「まずは本人の意向を確認・尊重する」という姿勢を大切にしています。しかし、保証人様の不安に寄り添いながら、適切に情報を提供するバランスも重要だと感じています。今後は、保証人様向けの情報提供の強化や、学生本人が情報を把握しやすい工夫が求められるのかもしれません。

ここあ
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例えば、保証人様専用のポータルサイトの充実や、定期的な保証人向け説明会の開催などが考えられますね!

このように、日々の業務を通じて気づかされることが多く、保証人様とのコミュニケーションの大切さを改めて感じる日々です。これからも、学生の成長を第一に考えつつ、保証人様とも良好な関係を築いていけるよう努めていきたいと思います。

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