転職の心構え ~4度目の挑戦で私大職員に採用された話~

業界研究
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こんにちは、ここあです。
本日は、私が所属する大学に中途採用の枠で入職された方の話を通して、転職の心構えについて考えていきます。

給料が良さそう、休みが取りやすいらしい、ノルマがない、といった噂のおかげか、私大職員の人気は例年高まっており、私大職員採用に特化した個人コンサルまで散見される状況です。

ここあ
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噂の真偽はひとまず置いておきましょう(/ω\)

ところで、中途採用(既卒採用)で私大職員を目指す方は、一体どのような準備をされているのでしょうか。

私自身は新卒採用として本学に入職したために転職の経験がありませんので、本学に中途で採用された先輩職員であるTさんにお話を伺ってみました。

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中途採用者の経歴

今回ヒアリングさせていただいた先輩の経歴等は次のとおりです。

<中途採用者Tさん>
 入職時年齢:30歳
 前   職:大手保険会社(総合職:6年間)
 職 務 経 歴:顧客情報分析業務→人事関連業務→営業現場
 応 募 回 数:4回
 備   考:出身大学へ中途採用にて入職

大学卒業後、大手保険会社に入社。現場業務や管理業務等を6年間経験された後に、本学にご入職されました。

入職までに本学の中途採用を受けられた回数は、なんと4回!!
なお、他大学は応募されておらず、本学のみ中途採用を受けられています。
※本学は一度採用に落ちたとしても、その後何度でも再受験することができます。

4回も応募されていただけのこともあり、ヒアリングを通して転職や中途採用に関する様々なお考えを伺うことができました。

ここあ
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決して諦めない心に拍手👏

転職の心構え

今回のヒアリングを通して学ぶことができた転職の心構えのうち、特に印象に残っているのは次の3点になります。

現職での業務経験を積み、可視化できる実績を残す

新卒採用とは異なり、中途採用では現職での経験や実績が求められ、現職で培った能力が採用に直結することは言うまでもありません。
大学職員の業務と言えば、学生課や就職課、教務課のような学生対応を行う教学部門に目が行きがちですが、人事や総務、財務や広報といった本部部門の業務も当然存在します。現職の経験が大学の本部部門で活かせる内容であるならば、現在置かれた環境で経験を積み実績を残すことが、中途採用を乗り越えるための第一歩になるかもしれません。

Tさんの場合、採用された際は営業部長代理として営業拠点のマネジメント業務に取り組まれており、大学の業務に直接的に活かせる内容ではありませんでした。しかし、数値目標という可視化できる実績と残せたことが採用に繋がったのだろうと話していました。

ここあ
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目の前の仕事に全力で取り組むことも、転職活動の一環と言えそうですね!

大学職員として働くうえでの明確なキャリアビジョン(志望動機)を持つ

採用面接は、応募者が大学職員に必要な能力を兼ね備えているかを判断するために実施するものであり、面接の段階で適正を見極めることができなければ入職後に様々な問題が生じる恐れがあります。いわゆる、ミスマッチを防ぐことこそ採用活動を行う最大の目的なのです。

ミスマッチを防ぐためには、応募者も自身のキャリアビジョンを明確に描いておく必要があります
Tさんの場合は、1~3回目の応募の際はキャリアビジョンが曖昧であり、面接時の受け答えでも上手く回答することができていなかったようです。
しかし、4回目の応募の際は、大学職員として働くうえでの明確なキャリアビジョン(志望動機)を持ったうえで面接に臨み、無事に内定を勝ち取ったとのことでした。

私大職員を目指されるのであれば、

1.なぜ教育業界なのか
2.1のうち、なぜ私立大学なのか
3.2のうち、なぜ学校法人〇大学なのか
4.入職後、どのようなキャリアビジョンを描いているか

という点については、志望動機として必ず押さえておいた方がいいでしょう。

面接では、熱意や想い、本心を隠さずに伝える

現職で実績を積み、今後のキャリアビジョンを描いたうえで面接に臨む際、最終的に最も重要になる要素こそ「熱意や想い」といった数値化できない感情的な部分になります。
(もちろん十分な能力を備えていることが前提です。)

Tさんの場合は4回目の応募ということもあり、往生際の悪い者としてマイナス評価に繋がるか、熱意がある者としてプラス評価に繋がるか、正直なところ判断が分かれるところですが、面接の際に想いを十分に伝えることで、プラス評価へと繋げることができたようです。
特に、上述した押さえておくべき志望動機のうち、数ある私立大学の中でも学校法人〇〇大学を選んだ理由を明確にし、他大学との差別化を図ることができた点が決め手になったとのことです。

おわりに

本日は、転職の心構えとして、4度目の挑戦で私大職員に採用された話を紹介しつつ、転職という選択肢について考えてみました。

今から大学職員を目指す方も、大学職員から別職種を目指す方も、現職で実績を積み上げていくことが最も重要な要素と言えそうです。確実に力をつけ、自分自身の力で新たな道を切り拓いていきましょう!

以上、お読みいただきありがとうございました!

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