2025年より大学入学定員が厳格化されます!

業界研究
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こんにちは、ここあです。

2023年1月17日、 “文部科学省は、学生数が定員の5割以下の学部がある大学について、学部の新設を認めないとする認可基準の改正案を発表した。”との報道がなされています。

この認可基準の改正案は2025年度より適用される見通しで、大幅な定員割れが続く大学が安易に新しく学部を開設することを防ぐ狙いのようです。入学定員割れが続いている大学が、何とか学生を集めるために新しく学部を設置するといった動きがみられたことへの牽制なのかもしれません。

ところで、現在の高等教育の流れとして、大学を減らす動きが加速しています。

私立大学等経常費補助金の観点からは、定員割れの大学や教育の質が担保されていない大学への補助金を減額したり、2011年以降は一般補助への交付割合が大きくなったりしています。また、令和2年の私立学校法改正に際しては破綻処理手続きの円滑化が進められたりと、様々な観点から大学の統廃合が推し進められています。

今回は報道は、あくまでも「入学定員の厳格化」ですので、既存の学部には影響はありません。しかし、今後は入学定員を確保できていないにも関わらず補助金等の公的補助により生き延びてしまっている、言わば “ゾンビ大学” への圧力がより強まっていくのではないでしょうか。

これからは、教職員一人ひとりが危機意識をもち、アンテナを張り続けることが重要になるのかもしれませんね。

ここあ
ここあ

みなさん、引き続き頑張っていきましょう!

以上、お読みいただきありがとうございました!

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